マタニティダイアリー:第一子出産

 妊娠発覚から出産まで、わたしが体験し、感じたことを書き綴ってみました。
 本当に率直に書いてあるので、見苦しい内容もあると思いますが、これがわたしに起こった現実ということで軽く読み流してやってください。

 どちらかというと、これから妊娠、出産を考えている方やその周りの方に、一経験談として読んでいただきたいものですが、興味がおありの方ならどなたでも どうぞ。

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妊娠初期 13週まで
 妊娠発覚の平均が大体7週くらいだそうです。妊娠初期は「つわり」の出る時期で、ひどい人はまったくものが食べられずに入院して点滴生活になることもあ るとか。わたしはそこまで行かなかったけれど、かなりつわりがひどく、体重は5キロ減。家事がまったくできなくなり、お里帰りをしてしまいました。
 この時期、無理をすると初期流産してしまう危険があるので、わたしのように、頼れるところがあり、家族の理解があるならどんどん頼ってもいいと思いまし た。

妊娠2ヶ月 (4週〜7週)
2003年7月10日(木) 陽性! (7週1日)
 どうも熱っぽいし、おなかが気持ち悪いので、妊娠検査薬を買ってきた。
 買った事のある人ならご存知だろうが、1つ入りと2つ入りがある。
 まさか子供ができているなんて思わなかったわたしは、2つ入りを購入。陰性反応をみて、落ち着きたかった(諦めをつけたかった)というのが今回の検査の 目的のようなもの。
 というのも、母から聞いていた妊娠初期の症状(微熱が続く、胸が張るなど)があまりなかったから、今回もまだできていないと思っていたのだ。

 妊娠検査薬というのは、妊娠初期に生成されるホルモンが尿に混じるので、その成分の有無を検査して判定するというものだ。
 
 さて、トイレで検査薬に尿をかけ、平らにしておいて、手を洗ったりなんだりして、いざ覗いてみると。
 なんと、陽性反応が出ているではないか!

 思わずすぐにお義父さんに報告。ダンナにメールした。
 お義父さんはとても喜んでくれて、ダンナに至っては、職場から電話をしてくるほど。
 検査したのが丁度母が買い物に出かけていると思われる時間だったので、しばらくしてから実家に電話。電話を受けた母もとても喜んでくれた。

 丁度実家に行く事になっていたので、ダンナと喜び勇んで実家へ。
 報告を受けた父に至っては、開口一番「男? 女?」
 そんなの、まだ判らないよ!(笑)

 これから、大変だろうけど、元気な赤ちゃんをうめるように頑張ろう!!

7月11日(金) 早速産婦人科へ (7週2日)
 実家に泊まって、地元で評判の産婦人科へ。
 患者が多いと聞いていたので、朝一番に出かける。

 「どうされました?」と受け付けで聞かれたので、検査薬で陽性が出た事を伝えると、
 「一応、これを確認しないといけないのでお尋ねしますが、分娩(ぶんべん)ですよね?」

 ・・・え? 他に何が?
 と、問診表を覗き込むと、となりに「中絶希望」の文字が。
 ああ、なるほど。そうか、中絶という選択もあるのか。そんなこと考えてもいなかったので、まったく思いつかなかったよ。と変な納得。

 早く行った甲斐があって、一番に呼ばれた。
 まずは簡単な診察。続いて、診察台に乗って子宮内エコーの撮影。
 ウワサには聞いていたが、あの診察台はすごかった(笑)。
 いくらカーテンで顔の部分は隠されてるとはいえ、看護士さんや先生が行き来する通路に大また開きで、どど〜んと、自分の下半身をさらしたまま待たされる のだから(大笑)
 産婦人科に行くのが恥ずかしいという人の気持ちがよく判った。

 子宮内が映し出され、胎盤となる袋と、その中に小さく見える胎児が見えたときは、嬉しくて嬉しくて、とても感動した。
 先生いわく、まだ胎児が小さすぎて、予定日まではわからないとか。
 生まれ月は3月になるだろうとのこと。
 わたしが自分でつけていた基礎体温から計算するに、3月の半ばぐらいだと思うのだけれど。微妙な頃だね。早生まれになるかな?

 夜、眠れない!
 興奮して? いや、それだけではない。横になっても落ち着かないというか、下っ腹に違和感を感じて気持ち悪いのだ。
 結局、朝方まで寝付けなかった。これからずっとこんなのかな?
 ま、昼間もゆっくりさせてもらう予定(笑)だからいいんだけどね。

7月15日(火) ひどくなる食欲不振 (7週6日)
 つわり、というほどひどくはないが、おなかの違和感がだんだんひどくなってくる。
 食欲もまったくなくなり、ご飯を作るのも一苦労。
 あんまり動かないのもよくないというので、家事はそれなりにやっているが、正直、つらい。
 世の中の母は偉大だと痛感している。

 まだ、嘔吐しないだけましかな。でも、ひどいときはちょっとしたにおいで拒絶反応。
 これでは、でかけられないよね。
 早く安定期に入ってくれないかな?

妊娠3ヶ月(8週〜11週)
7月25日(金) 2度目の検診 (8週2日)
 妊娠初期の定期検診。
 子宮内エコーの映像で、胎児が大きくなっているのがとてもよく判った。
 しかし、まだ1,2センチらしい。
 今日で8週2日で、出産予定日は3月3日と診断された。
 最近は、胎児の成長具合も考慮して出産予定日を決めるらしい。

 が、わたしがつけていた基礎体温から出した出産予定日は3月15日。
 さてさて、どっちがあってるのかな?

 妊娠初期の血液検査の後、看護士さんから妊娠と出産についての冊子をいただき、「母親学級」の案内や、分娩入院の申込書などもいただいた。
 正常分娩で45万円も必要なのか。物入りだなぁ、とか思っていたら、とんでもない伏兵が!
 本日の診察代、なんと、1万円強!
 血液検査代が、やたら高かったようだ。トキソプラズマや風疹抗体、AIDSなどの、普段はしないような検査が入っているからだと母が言う。
 妊娠は病気ではないので保険が利かないのだ。
 といって、病気になると困るので、少々診察料が高くてもいいや。

7月29日(火) つわりがひどい (8週6日)
 食欲不振が続いていたが、ついに吐き気をもよおすようになった。
 今までの食欲不振は、ほんの序章に過ぎなかったのか!?
 これから1ヶ月近く、大変そうだ・・・。

7月31日(木) 母子手帳 (9週1日)
 市役所に出かけて、母子手帳を申請した。
 母子手帳の申し込み用紙は、意外に、たくさんの質問事項があった。
 出産予定日は、まあわかるとして、流産、死産、なども含めて何回目の妊娠か、なども書かないといけないらしい。
 他の市の申請書を見たわけではないので、市によって違いがあるのかもしれない。

 食べられない、食べても戻してしまう、という状況で確実に体力が落ちていて、市役所に出かけるだけでも、かなりの重労働と感じてしまう中、それでも、母 子手帳を手にしたときは、つわりの苦しみも忘れて、嬉しかった。

8月2日(土) お里帰り (9週3日)
 いよいよ体調がまずいので、休養に帰らせてもらうことになった。
 お義父さんやダンナには申し訳ないが、とても家事のできる状況ではない。
 入院する程のものでなくてよかったが、実家の両親にも迷惑をかけてしまって申し訳ない。
 しかしこの際、頼れるところに頼るしかない。

 母が「つわりがひどいとその分お産が楽だ」という、と教えてくれた。
 それでも「お産は障子の淵が見えなくなるほどの苦しみ」だとか。いくら軽くても苦しみに目が霞むほどということか・・・。
 ま、しかし、今は「つわりがひどいほどお産が楽」という言葉を励みにしておこう。

8月8日(金) 定期検診 (10週2日)
 つわりは相変わらずだが、戻してしまう回数が減ってきている。なんとか、戻さなくてもいいようなコツを掴んできたのだ。
 少量ずつ、何回も食べる。という、まるで消化器系をわずらった患者のような食生活を心がけることで、空腹時の気分の悪さを軽減するというものだ。
 つわりは、空腹時のほうがひどいのだ。もちろん、食べ過ぎても拒絶反応がくるけど。

 しかし、病院という環境は、まだつわりの続く身にはきつかったらしく、待合室で座っている間に、みるみる気分が悪くなり、呼ばれるタイミングがもう10 秒遅かったら、トイレに駆け込んでいたところだ。
 (実際、吐きそうになりながら診察台に上ってるし)

 先生がおっしゃるには、つわりは妊娠初期において、妊娠が正常であるという証らしい。
 しかし、普段より5キロも体重が減ったと告げたらさすがに少し驚いていた。
 点滴を受けるかと聞かれたが、まだ食べられているのでそこまではいいかなと思い、辞退。
 つわりがひどいのは、胎盤が完全に形成される12週あたりまでだという。あと2週間か。がんばらねば。

 母子手帳に、初めて病院側の記入がされた。
 これからどんどんと記入されていくんだなぁ。楽しみだなぁ。

 エコーで見た胎児は、頭と胴体、手足の区別がようやくついていた。大きさは31ミリ。まだ3センチなんだね。それでも立派な人型してるなんて、生命の神 秘だね。

8月10日(日) またひどくなった (10週4日)
 実家から家に戻ると、また嘔吐するようになってしまった。
 実際、家事はあんまりやっていないのだが、「やらないといけないのにできてない」という状況がどうも精神的にプレッシャーらしい。

 お盆の間は、母が父の田舎に行ってしまって実家にはいられないので家に戻ったが、お盆明けにはまた実家に行こうと思う。

8月16日(土) 気分転換 (11週3日)
 実家に帰る。
 いつも車で連れて行ってもらっているのだが、とうとう車に酔いやすくなってしまって、実家に着くまでに気分が悪くなってしまった。

 友人に会う約束もあるのにどうしようかと思ったが、せっかくのお誘いなのでそのまま出かける。
 ちょっと遅めの昼食だったので、車酔いの影響も残っていたせいか、かなり辛くなったが、おさまってしまえば逆に、すぐに帰るのはもったいない気分にな る。

 カラオケで1時間半ほどすごして、ファーストフード店で雑談しながら1時間ほどすごして、いい気分転換となった。
 週数的にそろそろつわりもおさまってくる頃なので、このまま楽になってくれないかなと期待している。

8月23日(土) おなかが「あいて」眠れない (12週3日)
 両親とダンナと、遊びに来ていた姉夫婦の6人で中華料理店に行った。
 そのお店の料理は、しつこくなくて、とても食べやすい。とはいえ、それほど食べられないだろうと思っていた。

 ところが、思いのほか入った。あんまり調子に乗るとあとで気分が悪くなるだろうから、そこそこのところで控えておいたが、久しぶりに「たくさん食べた」 という気になった。

 夜中。いつもと違った症状で眠れないという状況になってしまった。
 今までは、吐き気がしたり、おなかの中がかき混ぜられているような不快感のせいで眠れなかったのだが、今日は違う。
 おなかが「すいている」というより「あいている」といった感じ。
 積極的な食欲はないにしても、ちょっと何かをつまみたいといったところだ。(この微妙な違いを、うまく文章にすることができないのが残念)

 考えてみればもうすぐ妊娠4ヶ月。週数の上ではつわりが治まり始めるころ。徐々に食欲が戻ってきつつあるのだろう。

妊娠4ヶ月(前半) (12週・13週)
8月27日(水) 体重が増え始める (12週7日)
 食べる量はそれほど変わらないのに、体重がちょっとずつ増え始めた。まだ空腹だと気分が悪くなるときもあるけれど、吐き戻さなくなってきた。いよいよ安 定期に向けて食欲増進か!?
 体重管理をしっかりしなければ。

9月5日(金) 定期検診 (14週2日)
 午前中は眼科に定期検診。その際、出産後に使われる子宮収縮剤で使ってはいけないものがあるかどうか尋ねてみる。
 どうやら大丈夫のようだ。今は目の方は何も薬を使っていないので変に影響するようなことはないだろうとのこと。

 夕方から産婦人科へ。今までその病院の院長先生には診てもらっていなかったので、今日は院長先生の診察となった。
 胎児は順調だが、尿に糖が混じっているのが気になるということで、次回、糖尿病の検査をするようにとのお達し。
 本来、この時期だと定期検診は4週おきなのだが、2週間後にその糖尿病検査をすることになった。

 胎児はかなり大きくなってきていた。74ミリで、もうしっかり頭と胴体の区別がついている。
 来月になれば、運がよければ性別も判るかもしれないね。

妊娠中期  (14週〜27週)
 いわゆる「安定期」です。妊婦期間の中で一番動ける時期なので、旅行とかをしたかったら今がチャンス! といっ たところ(ただし無理は禁物なのはいうまでもありませんが)
 動ける時期なので、マタニティグッズや出産グッズなどをこの時期に買い揃えるといいと思います。
 つわりが治まり、食欲が出てくるのでついつい食べたくなりますが、最近の医学では妊婦は太らないほうがいいとかで、産婦人科でも「太り過ぎないように」 と言われます。1ヶ月で1キロ増が理想だとか。なかなか思うようには行きませんけど(笑)。
 5ヶ月ごろに胎動が始まり、6〜7ヶ月ごろには性別も判明します。妊婦の喜びが実感できる時ですね。

妊娠4ヶ月(後半) (14週・15週)

9月12日(金) 下腹が出始める (15週2日)
 まだ立っているとあまり判らないが、仰向けになっておなかを触ってみると、下腹が少しだけ出てきた感じである。
 ズボンなどのファスナーやボタンが(気分的にも)苦しく感じ始めていたので、なんとなく納得。

9月16日(火) 風邪をひいてしまった (15週6日)
 風邪をひいてしまった。ダンナが風邪をひいていたのでまずいなと思っていたのだが、まさか看病しないわけにもいかないし、仕方のないところ。

 発熱自体はそれほどではないのだが、妊婦の風邪は薬が飲めない分、長引くようなので、それが心配。
 なんとか気力でさっさと治したいところ。

妊娠5ヶ月(16週〜19週)
9月19日(金) 糖尿病検査 (16週2日)
 風邪はこの3日間でかなり治ってきた。それはよかったのだが、今朝は絶食で病院へ行かねばならないので体力的に心配なところ。
 体重をはかると、なんと、またつわりの頃の体重に戻っているではないか。増えすぎるよりはいいのかもしれないが、減ったというのもちょっと問題?

 糖尿病の検査は、空腹時の尿と血液を取り、ブドウ糖を200cc飲む。
 そこから30分後、1時間後、2時間後と、同じように尿と血液を取って尿糖と血糖の関係から、糖尿病であるかどうかを判断するというものだ。

 さて、ブドウ糖を飲み、30分待合室で座っていると急速に気分が悪くなってくる。
 看護士さんに「気分が悪い」というと、血圧をはかってくれた。朝調べたときよりさらに低くなっているそうだ。
 急遽、入院患者用のベッドを使わせてもらうことに。
 あと2回の採取まで、そのベッドを借りることになって、とっても助かった。

 そんなこともあり、なんとか尿と血液の採取を終え、内診に移る。
 子宮内エコーの胎児の映像から、今度は体重まで予測するというから驚きだ。
 頭の大きさ、おなかについた脂肪の量、太ももの太さなどから体重を予測するというから、つくづく、現代医学の進歩は目覚しいもの。
 身長は判らなかったけど、体重は117グラムで、理想的な体重らしい。心臓も元気に動いていて、成育はとても順調とか。
 わたしの体重減少については何も言われなかったので、問題はないのだろう。減ったといっても1キロちょっとだから、それぐらいはすぐに増減するしね。

 風邪をひいてしまったからちょっと心配していたけれど、胎児は逞しく育っているようで、さすがはわたしの子である(笑)。

9月29日(月) 胎動!? (17週5日)
 数日前から、なんだかおなかの中が、ぽこぽこと微妙に動くのを感じる。
 (ちょっと「しも」な話で申し訳ないが)おなかが圧迫されたときに腸をガスが移動する感じに似ていたので、今回もそうかもしれない。
 しかし、そろそろ胎動が始まってもいい頃なので期待したいところ。

10月1日(水) やはり胎動かも (17週7日)
 下腹の動きがドンドン活発になっている。
 といっても、1日中動いているわけではなくて、わたしがややうつ伏せ加減になったときや、テレビを見て笑っているとき、お風呂につかっているときなど、 特定の時間におなかが張って、中から、ぽこっ、ぽこっ、と振動が伝わってくる。
 おなかが張っている間は、上からなでると、「あ、大体今このあたりにいるな」と判る盛り上がり方をしている。

 これはもう、胎動に間違いないかもね♪
 活発に動いている時に、だんなにも手を当ててもらったが、なかなか判りづいらいらしい。
 母親は、体に直接振動が伝わるから判りやすいけど、まだ外から感じるには難しいみたいだ。

10月3日(金) 体重管理が大変そう (18週2日)
 産婦人科の定期検診。前日に実家で夕食を少し多く食べてしまったので、すぐに体重に反映されて、看護士さんや先生に怒られてしまった。
 4週間前とは0.1キロしか変わっていないのだが、2週間前よりも1.5キロも増えていて、急激な体重増加がいけないと言われてしまう。
 風邪で急激に体重が減ったことに関しては何も言われないのにね(笑)。

 胎児の予想体重は180グラム。こちらは週数とつりあうそうだ。
 子供が正常なのでよかった。

10月12日(日) 母親学級 (19週4日)
 妊娠初期の母親学級にダンナと参加。初期といっても、もう5ヶ月なのでほぼ中期なのだが。
 2〜4ヶ月ごろはつわりがひどいと動けないので、5ヶ月ごろに参加するのがちょうどいいのだろう。実際、途中で気分が悪くなって退席した妊婦さんもい らっしゃったし。先月の分の参加していたら、わたしもそうなってしまったかもしれない。

 内容は、「子供をうむにあたっての心構え」が中心。
 ようは、「親になる」という自覚を持ちなさいということだ。
 「自分の子供を好きになれない親は、実際にいるものだ。」という話を聞いて、複雑な気分。
 でも、あんまり不安になってもいけない、とも。
 ・・・難しいね。

 今日、一番の驚きは「出産にはフルマラソンと同じ体力を費やす」というお話。
 フルマラソンかぁ、走ったことないし、走れるとは思えない(笑)。
 それでもうむんだから、母親ってすごいよ。
 今から根性と体力をつけておかねば。

10月13日(月) マタニティグッズを購入 (19週5日)
 おなかも少しずつ大きくなってきたので、ベビー・キッズ用品を売っているチェーン店にお出かけ。マタニティグッズもしっかりと売っていたのでジャンバー スカートや下着などを購入。

 休日ということもあり、お子様連れの方々もたくさん。
 後半年もすれば、うちにも子供がいるのね、と、感慨一入だった。

妊娠6ヶ月(20週〜23週)
10月17日(金) 胎動がはっきりと (20週2日)
 随分と胎動がはっきりと判るようになってきた。
 食事をしたときや、お風呂に入ると、ごそごそと動いている。時々「これは蹴っているのかな?」という比較的強い衝撃もある。元気なようでなによりだ。

 最近は食欲がかなり戻ってきて、そろそろ誘惑との闘いも本格的になってくる。
 まだ、ちょっとしたことで気分が悪くなることもあるが、体調は確実に上向きだ。

10月31日(金) 順調 (22週2日)
 産婦人科の定期検診。
 体重はちょっと増え気味。しかし、夏から秋になって服装が変わったのもあるので、それを差し引くとまだ許容範囲。

 胎児は、診察のときも元気に動き回っていて、先生に「元気だなぁ。」と感心されてしまう。
 そろそろ性別が判らないかと訪ねてみたら、性別が正確に判ってくるのは24週ごろからだそうで、また、足の間がしっかりとエコーに写らないと判らないと のこと。
 次の検診の際にもう一度聞いてくださいと言われた。

11月12日(水) 母親教室 (23週7日)
 妊娠中期の母親学級に参加。さすがに平日だけあって、ダンナは不参加だったが、他の8人の参加者のうち、2組は夫婦での参加だった。

 まず、病院の入院施設を見せてもらう。病室はやっぱり個室の方がよさそう。
 分娩のための控え室や分娩室を案内されると、いよいよ近づいてきたと実感。
 今日生まれたばかりの新生児もガラス越しに見え、とても小さな命が一生懸命生きている姿に感動した。

 それから、場所を移していろんな説明を受ける。
 ・入院に必要なもの、当面の子育てに必要なものの説明。
 思っていたよりもたくさんの準備がいりそう。できればまだおなかがそれほど張らない今のうちに準備しておいた方がいいらしい。遅くても28週までには準 備した方がいいといわれる。
 早速買いに出なければ。

 ・母乳で育てるために今からできる胸の手入れの話
 特に初産では、なかなか母乳が出ないということも十分ありえるとか。粉ミルクでももちろんいいのだが、赤ちゃんの免疫の面においてできれば母乳の方がい いらしい。コストも全然違うしね。
 ということで、母乳がしっかり出るように今からマッサージなどの準備を始めましょう、という話だった。

 ・分娩に関する事
 いよいよ分娩が近づくと、陰部のてい毛や、排泄物を出すための処置などを行うようだ。
 ちょっと恥ずかしい話だが、大切なことだ。
 あと、わたしの通う病院では、逆子は問答無用で帝王切開だ、とか。自力でうみたいと無理して母子ともに負担がかかったり、最悪の事態を避けるためらし い。

 分娩の際、夫が立ち会うかという話もあった。
 「立会い出産」に関しては、そう簡単な話でもないらしい。事前によく話し合っておかないと、いざ立ち会ってみたら予想と違う壮絶さで、夫が第2子をもう ける事にためらったり、その事で夫婦間が不仲になったり、後でトラブルになることもあるとか。

 ダンナにその事を話してみると、「まだ立ち会うかどうか決めていない」と。
 わたしは、どちらでもよいと思う。ぜひとも立ち会ってほしいとも思わないし、立ち会ってほしくないとも思わない。
 分娩の際には、ダンナがそばにいるかいないかなど、気にしている余裕もないだろうしね。

 妊娠後期の母親学級は来年1月。また平日だが、今度はダンナにも休みを取ってもらって一緒に聞いてもらいたい。
 きっと、出産に関する話をもうちょっと詳しくしてくれるだろうから、それを聞いてから立ち会うかどうか決めてもらったらいい。
 ダンナがどういった判断をするか楽しみだ。

妊娠7ヶ月 (24週〜27週)

11月28日(金) 逆子 (26週2日)
 産婦人科の定期検診。まず、体重が1キロ近く増えていたので「増えすぎ」と怒られる。
 食べすぎというほど食べていないつもりだが、元々食欲があったときの食べる量を考えてみると、わたしは確かに大食い(笑)といえるので、もっと控えなけ ればならないなぁと思いなおす。
 わたし1人の体ではないからね。

 エコーで胎児の様子を見ると、逆子であることが判明。
 今は寝るときの姿勢を変えるだけでいいそうだが、次の検診の時も逆子だと、逆子体操をしないといけないとか。

 性別は、恐らく男の子。運良く股の部分がちらりと映った時に、男の子の象徴が映し出された。
 まだしっかりと性器が「出来上がって」いるわけではないので断言はされなかったが、まあ恐らくは男の子だろうということだ。
 あさって、赤ちゃんグッズを購入しようと思っているのだが、これで男の子用のものが準備できそうだ。

 家に帰って報告。
 母も、姉やわたしを身ごもっていたとき、逆子になっていたと言う。
 しっかりと体操しさえすればなおるものだ、と、あんまり心配しているふうではない。
 先輩がそういうのだから、そういうものなのだろう。

 ダンナは、それなりに心配しているようだが、母が「なおるものだ」というとちょっと安心していたようだ。

 父は、逆子よりも、男の子だろうという報告に反応している。
 自分が育てるわけでもないのに、もう舞い上がっているという表現がピッタリなほど喜んでいる。
 自分が娘しか育てられなかったので、せめて孫が男の子ということに喜んでいるようだ。
 そんなものなのかな。

11月30日(日) 赤ちゃんグッズの購入 (26週4日)
 ダンナと、赤ちゃんグッズを買いに出かけた。
 先日の母親学級のメモを元にベビー服、ベビーバス、体温計、綿棒、授乳グッズなど、とにかく買えるだけ買い込む。
 レジ台に山のように詰まれたグッズ。きっと後ろの人には「あぁ、初めてなんだなぁ」ともろ判りなんだろうね。

 寝具に関して、ベビーベッドにするか、床に布団を敷くかダンナと検討した。
 ベビーベッドをわざわざ購入、あるいはレンタルするよりも、布団で済ませてしまおうという結論に達した。
 ある程度大きくなって動き回るようになったら、部屋にサークルを作ればいいかな。

 実家にベビーグッズが並ぶ。
 いよいよあと3ヶ月となった出産。
 楽しみなような、怖いような・・・。

妊娠末期  (28週〜)
 おなかもずいぶんと大きくなり、妊婦の体調が崩れやすくなる時期です。
 便秘や痔、腰痛に悩まされる妊婦さんが多数だとか。わたしも類に漏れませんでした。
 妊娠中毒症も心配されるので、バランスのいい栄養摂取が大切です。
 適度な運動は必要ですが、ついついいつもの癖で動いてしまうと、体がついていかないことが多いので、のんびり構えるとよいかも。
 わたしの子供は逆子になったり戻ったりで大変でしたが、逆子に効くつぼがあり、そこに灸をすえてもらうと治るようです。逆子が判明したら早めに針灸院に かかるといいと思います。ひと月ぐらい通うと完璧に治してもらえます。

妊娠8ヶ月 (28週〜31週)
12月12日(金) ついに逆子体操 (28週2日)
 2週間経っても逆子がなおっていないので、ついに逆子体操を言い渡される。
 朝と晩に、いわゆる「猫のポーズ」に近い体勢を5分間とらないといけない。わたしは体が柔らかい方なので、それほど辛そうには思えないけれど、やってみ ないとわからないね。

 あと、腹帯をつけているとおなかが締められて胎児がひっくり返りにくいので、なおるまで腹帯はできない。だんだんおなかが大きくなってきて、支えがない と辛いと思う。

 胎児の成長自体は順調。
 大きくなってしまう前に逆子がなおってくれればよいのだが。

12月16日(火) 人には言えない病気 (28週6日)
 腹帯をはずして冷えたせいか、逆子体操の姿勢のせいか、はたまた、ちょっと滞っていた便通を(無理やり)解消させたせいか、「人には言えない病気」と なってしまった。
 これがまたひどい。あっという間に腫れがひどくなり、たった1日で肛門がふさがってしまった。
 ちょっと痛いかなと思ったときにはもう遅い、といった感じであった。

 逆子だわ、痔だわ、最悪な状況。

12月19日(金) まだ逆子 (29週2日)
 本来、臨月に入るまでは2週間に1度の検診でいいのだが、逆子なので今週も検査。
 痔になったせいでますます便秘になり、体重が増えてしまったが、内診を終えた先生が一言。「こりゃひどいね。便通が悪いのもうなずけるわ。」

 結果、痔の薬をいただくことになった。
 痔なんて「おやじだけの悩み」だと思っていたのに・・・。
 先生は、寒い時期の妊婦さんには多いとおっしゃった。
 この調子だと、分娩の時もいきんだら痔が出るかも。
 でも分娩の時は、そっちの痛みできっと気にならないんだろうな。

 逆子のほうも、まだなおっていない。
 今がひょっとして妊娠中の一番最悪な状況なのかな(と、何かが起こるたびに思ってしまうのであった)。

12月21日(日) 腰に来た (29週4日)
 寒さと、腹帯の支えがないことにより、腰への負担が増えてしまったようだ。「居ても立ってもいられない」という言葉があるが、まさにそんな感じ。
 ゆっくりでいいから、1つずつ、問題が解消してくれないかと願うばかりだ。

 どれも妊娠に伴う一時的なものだから、なおらないということはないんだけどね。
 (ひそかに痔が慢性化したらどうしようかと心配なのだが(泣笑))

12月26日(金) 逆子がなおった (30週2日)
 逆子がようやくなおった。これで逆子体操もしなくていいし、腹帯も復活できる。
 痔も快方に向かっていて、めでたしめでたし。

 しかし、新たなる問題が。
 膣内の分泌物、いわゆる「おりもの」の検査の結果、ある種のウィルスが検出された。これは妊婦には全然影響のないものであるし、性病とか、そういうもの ではないのだが、胎児が通過する際に影響があるかもしれないというもの。
 これを抑える薬を膣内に注入する。分娩の際には、点滴するとのこと。

 いろいろと大変だなぁ・・・。

12月27日(土) 腫れちゃったよ!? (30週3日)
 陰部が熱く、腫れぼったい。トイレで調べてみると、すごく腫れあがっている。
 昨日注入した薬のせいだろうか?
 とりあえず以前処方してもらった陰部用の消炎剤を塗ってみる。
 次から次へと、問題多発だ。

12月28日(日) 快方へ (30週4日)
 陰部の腫れは、とりあえずひいてきた。今度産婦人科へ行ったときに昨日の薬との関係がないかを聞いてみようかな?

2004年1月1日(木) 初詣 (31週1日)
 ダンナと初詣に出かけた。目的地は奈良駅から1キロ強(?)の春日大社だ。
 妊娠していない頃は全然苦にならない道のりなのだが、思っていたよりも足に来た。どちらかというと、距離より坂道であるということが厳しかったらしい。
 さらに、思っていたよりも参拝者が多く、入場制限のために、じりじりと歩くという状況が30分ばかり続いたのがさらにこたえた。

 いよいよ妊娠も後期に差し掛かってきたので、歩くのも勝手が違う。
 それを実感した1日だった。

1月3日(土) 出かけるのはいいけれど (31週3日)
 友人が集まって京都の方へ初詣に出かけるというので、顔を出す事にした。
 「体調がよかったら初詣も一緒に行きたいな」と思っていたのだが、人ごみの中に出かけることを母が反対したので、集合後の昼食だけにしておいた。

 集合場所に現れたわたしに、友人もビックリしたらしい。
 本人よりもまわりの方が気を使ってるみたい・・・。(笑)

妊娠9ヶ月 (32週〜35週)

1月9日(金) 逆子再び (32週2日)
 産婦人科の定期検診。
 お正月を挟んだので、やはり体重は割増傾向。それでもがんばってがまんしていた方なのだろう。「増えすぎ」とまでは言われなかった。きっと他の人はもっ と増えたのだろう(笑)。

 消毒液を膣内へ注入。今回も腫れてしまうのだろうか? ちょっと心配である。

 エコーでの内診で、またまた逆子になっていることが判明。
 1度ならず2度までも・・・。元気に動き回っていて、胎動の位置が昨夜あたりから変わってきたのでちょっといやな予感がしていたのだが、やっぱりひっく り返っていたか。
 また逆子体操の始まりである。

 胎児の予想体重は1650グラム。胎児の成長としては順調ということだ。

1月11日(日) 今回は大丈夫のようだ (32週4日)
 金曜日に消毒液を使用したので、また腫れるかなと心配していたが今回は大丈夫のようだ。
 きっと先週は初めての投薬だったので肌がなれていなかったのだろう。
 産婦人科では、その薬を使ったからといって陰部が腫れるということはないというのだが、まったく無関係ともいえないような気がする。

1月16日(金) 今回はすんなりとなおった (33週2日)
 逆子がなおっているかの検査。
 今回は1週間できちんとなおってくれた。

 しかし、今日はいつもよりも元気に動き回っている。またひっくり返らないかと心配だ。
 そろそろ頭が大きく、重くなるので、もうひっくり返ることもないだろう、との見解だが、うちの子はすこぶる元気だからね。

 胎児の予想体重は1850グラム。すくすくと育っているようだ。

1月17日(土) 先週よりはほぐれているらしい (33週3日)
 足腰がかなり凝っている。背中や腰は自分でもマッサージできないのでダンナに揉み解してもらう。
 ダンナは学生時代運動をしていて、マッサージもなかなかうまいので助かる。

 先週もちょっとマッサージしてもらっていたのだが、先週よりもましらしい。
 しかし、凝り固まった芯のようなしこりがまだ残っているとかで、ダンナはあんまり力を入れていないのに結構痛い。
 おなかに錘を乗せているようなものなので、無理もないことなんだろう。

1月20日(火) 動かなければ (33週6日)
 体重が増えてきた。それほど大量に食べているとも思えないのだが、知らず知らずに緊張が緩んでいるのかもしれない。
 体重管理は結構大変。ダイエットするつもりでいないといけない。

1月21日(水) 後期母親学級 (33週7日)
 妊娠後期の母親学級に参加。だんなも休みを取れれば一緒に参加してもらおうと思っていたのだが、忙しいらしく不参加となった。

 まず、授乳の準備として、臨月に入ってからの胸のマッサージの仕方を復習。これは妊娠中期の母親学級でも教えてもらっていた。

 次に、入院のタイミングや、分娩時の呼吸法を教えてもらう。

 入院は、破水したらすぐかと思っていたが、わたしが通っている病院では、陣痛が5分おきに1度くらいの割合まで家で普通の生活をしているように、とのこ と。
 人によって順番は違うらしいが、通常、10分に1度くらいの陣痛が始まり、「おしるし」ともよばれる出血があってから破水するらしい。陣痛の間隔はそこ から徐々に短くなるらしいから、分娩の兆しが表れてから数時間〜半日くらいは家で待機となる。

 わたしは実家にいるので、実母がそばにいるから安心だが、核家族の妊婦さんは不安だろうな。

 分娩時の呼吸法はいわゆる「ラマーズ法」というものが有名だが、これを少し取り入れた独自の呼吸法が採用されている。
 特に練習することなく、話を聞いただけだった。これで本番でできるのだろうか? と、ちょっと心配。

 今日は1時間半くらいで終了した。やはり妊婦さんに負担をかけないようにできるだけ短い時間にしているのだろうか。

1月23日(金) 定期健診 (34週2日)
 まず、体重の増加に驚く。昨日自宅で量ったよりも300グラムも増えている。もちろん、体重計が違うからなのだろうが、こんなはずではなかったのに。

 まあそれでもそんなに怒られずにすんだのだが、自分的に納得できないなぁ。

 最近、特にこの2日ほど、胎児は元気に動き回っていたので、また逆子になってないかと心配したが、頭は下で落ち着いているようだ。もう逆子になることは ないだろう。

 胎児の予想体重は2200グラム。週数と照らし合わせて順調だそうだ。
 甘いものや炭水化物を控えて、よく運動するように、とのこと。

 次は2週間後。いよいよ予定日までひと月をきってくる。
 36週を過ぎれば、予定日より早くうまれても大丈夫だそうだ。
 つまり、早く生まれてくる可能性もあるということ。予定日が3月だからといって、油断していてはいけないのね。

 ま、初産だし、男の子だし、一般的には予定日よりも遅くなると思われる条件ではあるけれど。

1月28日(水) 胃が圧迫されて苦しい (34週7日)
 しばらく横になったあとで起き上がろうとすると、胃の辺りがきりきりと痛むようになってきた。子宮が大きくなって、その分、胃が圧迫されているのだろ う。
 聞くところによると、9ヶ月ごろが一番胃がぺしゃんこになっているらしい。
 胃の内壁がくっついて、胃酸で溶かしてるんじゃないかという恐ろしい想像をしてしまった(怖)。

 でも食欲はあんまりおちてないけどね(笑)。

1月31日(土) 胎児が下がってきた (35週3日)
 胎動の位置がずいぶんと下に下がってきた。ちょっと前まではおへその近くでごそごそと動いていたのが、足の付け根のすぐ上あたりで動くようになってき た。
 それとともに、下腹が前にせり出してきた。今まではそれほど目立たなかったおなかも、横から見たらすごいことになってきた(笑)。

2月2日(月) 便秘薬も効かない (35週5日)
 妊婦は便秘になる。それは承知している。今までも出なかったことはあった。
 しかし、便秘薬を飲み、乳製品や野菜を主体にしても、これだけでないとは思わなかった。

 ここのところ、急激に下腹が張ってきたなぁと思って、何日便通がないか数えてみてびっくり。
 どうりで、体重も増えるはずだよ。1週間近くもまともに出てないんだから。
 これは少々がんばってみないといけないな。

2月3日(火) 解消 (35週6日)
 ようやくまともにお通じがあった。これでとりあえずは一安心である。
 便秘薬はいつものように服用した。できれば遅くても2〜3日に1度は便通があってほしいものである。

 ここ1週間の体重の増加が大きいので、食生活をもう一度見直してみることにした。
 確かに、ちょっと食べ過ぎているかも。
 昼、夜と控えめにしてみた。運動もいつものように続ける。すると体重が少しだけ減った。
 夜中近くにおなかがすいて目が覚めたが、それさえ我慢すればいいようだ。

妊娠10ヶ月 (36週〜39週)
2月6日(金) まさかの逆子 (36週2日)
 定期健診日。

 体重はやっぱり増えている。便秘だからしょうがないか。
 しかし、悲しいことに、体重測定が終わってから便意を催した。
 あぁ、もうちょっと早く・・・と思うせこい自分。(笑)

 体重増加がとがめられることはなかった。
 なぜなら、三度逆子になっていたからだ。
 もう産み月に入ったというのに、この時期にひっくり返るとは、まれなケースらしい。
 しかし、まれなケースだろうがなんだろうが、逆子なのだから、どうにか戻さないとならないのだが、この時期、胎児はかなり大きくなっていて、上下がひっ くり返るということは難しいらしい。

 次の月曜日に再び検査をし、まだ逆子なら、帝王切開の日を決めてしまうという。
 手術はいつでもキャンセルできるので、念のためということだが、やっぱりちょっとショックだ。
 三度、逆子体操の始まりである。

2月9日(月) 手術日設定 (36週5日)
 逆子検診。
 まだなおらず。

 帝王切開日が2月17日(火)と設定された。その前日の16日(月)にもう一度検査をして、逆子のままなら次の日に手術、ということになる。
 医師は、17日か24日かで迷っていたようだが、様子見で延ばしている間に破水しないように、早いうちに取り出しておこうという最終決定となった。
 逆子のときに破水してしまうと、へその緒が先に出てしまって、胎児の命に関わる悪影響があらわれる、最悪、胎児が死んでしまうということがあるそうだ。
 特に、わたしの胎児は、横向きになっていることが多く、おなかが下にきていることが多い。破水するとへその緒が先に出てしまう可能性が高いらしい。

 正直、病気でもないのに「手術」するということに抵抗はある。しかし、「どう生むか」ではなく、「元気な子が生まれるか」が一番重要だと思う。
 ここは、我が子のため、たとえ帝王切開になったとしてもがっかりせず、安全に子供と会える喜びを考えよう。

 早ければ来週にも赤ちゃんとご対面だし、できれば母乳で育てたいので、本来、妊娠37週ごろから始める乳首マッサージを始めた。
 あんまり強く乳首を刺激すると子宮が収縮してしまうので、軽くつまむ程度にしているが、1週間で効果はあるかな?

2月10日(火) あと少し早ければ (36週6日)
 母が「逆子がなおるつぼ」の記事を夕刊で見つけたという。
 足の内側、内くるぶしの少し上あがりにそのつぼがあり、そこにお灸をすえることで逆子が6日でなおったという記事であった。

 早速針灸院に通うことを決めたが、明日は祝日で休み。日曜日もはさんでいるし、月曜日の検診は朝からなのでお灸は無理。実質3日だけで効果はあるのだろ うか?
 しかし、物は試しということで、とにかく通うことは決定。
 なおるかな?

2月12日(木) 実際、なおるらしいのだが (37週1日)
 針灸院に出かける。わたしの姉も実家に戻ってくると通っているというところだ。
 新聞の切抜きを見せて治療を依頼した。
 そこの針灸院でも、実際に逆子の妊婦さんが通院し、見事、逆子がなおったという実績がある。しかし、確実になおそうと思うと、1ヶ月ぐらいかけてじっく り治療するのがいいらしい。
 先生も「最初に逆子になったときにきてくれていればなぁ」とおっしゃる。
 仕方ないよね。知ったのがおとといだし。

 お灸のほかに体のゆがみをなおす整体も受け、血行がよくなったらしく、腰の凝りが少し楽になった。
 胎児も、いつもよりも元気に動き回り、効果を感じられる。
 夜中まで動いていたので、なかなか寝付けなかったのが困ったところであった。

2月16日(月) 明日、手術へ (37週5日)
 定期健診。
 今日は胎児の心音測定があった。通常、胎児の心拍は1分間に120程度。動くととたんに心拍があがり、160程度にまでなるそうだ。
 グラフを見せていただいたが、心拍があがっている箇所が多かった(笑)。実際、ごそごそと動き回っていたし、とにかく元気である。

 さて、肝心の逆子は、なおっていなかった。
 明日、帝王切開の手術となった。

 手術の時間は約30分だそうだ。
 赤ん坊を取り出すのには5分程度らしいが、子宮の中の胎盤などを取り除くのと、縫合に時間がかかるらしい。

 切開場所は、おへその下から縦に10センチほど。皮膚の下すぐのところに子宮があるので、子宮の表面を横に開くらしい。
 思ったより表皮に傷跡が残らないようだ。もっと広く切開するのかと思っていた。

 手術に関する説明や、入院に際して用意するものなどの説明を受けたあと、帰宅。
 ダンナやお義父さんなどに手術決定の報告。

 決まってしまえば、腹が据わるものである。
 あとは、心穏やかにして、明日の手術を迎えることにしよう。
 ・・・今日はたくさん食べてもいいよね、と考えてしまう、食い意地の張った自分が悲しかったりして(笑)。

出産・その後
 わたしは帝王切開となってしまったので、普通分娩のレポートができなくて残念。第2子に期待かな(笑)。
 帝王切開は術後の傷の治りが人それぞれで、わたしのように比較的楽に済む人もいれば、かなりの苦痛を伴う人もいます。まあそのあたりは分娩の苦しみも同 じではないでしょうか。
 出産はひとつのゴールですが、子育てという新たなスタートでもあります。
 大変ですが、頑張っていきたいですね。

2月17日 入院・手術 (37週6日)
 朝ごはんは、7時までにおかゆを食べるように言われていたので、そのとおりにする。
 まったくの絶食かと思っていたが、手術の際に空腹すぎると脱水症状を起こすかもしれないので、おかゆだけを食べさせるそうだ。

 入院に必要なものを準備して、朝9時に病院へ。
 エコーで子宮内を見るが、やはり逆子のままであった。手術決定である。

 病室へ移り、手術の準備。
 点滴、陰部を剃る、まではよかったが、浣腸はさすがに恥ずかしかった。
 初めて浣腸したのだが、出るものだなぁと、変な感心。思ったより苦痛じゃなくてよかった。

 胎児の心音測定。2回試みたが、胎児がちょうど眠っていたらしく、心拍数が低かった。
 3度目でようやくおきたのだが、変な雑音が混じっている。看護士さんの話だと、どうやらしゃっくりの音らしい。
 胎児でもしゃっくりするのね。

 すべての準備が終わったのはお昼過ぎ。
 ダンナとお義父さん、母が術前に面会に来てくれた。

 時間になり、分娩室へ。
 脊椎に局所麻酔を施し、尿管を挿入される。これも初めての経験である。なんだか、重病人になった気分だ。
 それからすぐに手術がはじまった。
 顔までシートに覆われているので手術の部位は見えないようになっているが、医師や看護士の声は聞こえてくる。
 もっとしっかりと麻酔が効いてから始めるものだと思っていたが、結構感覚が残っているのに手術開始。

 ・・・痛い!! 結構痛い。
 説明があったとおり、初めに縦に切られ、次に内側が横に切られるのがはっきりと判った。
 そのあとは、もう何の痛みだか判らない。

 5分ほどして、胸の近くに重みを感じた。赤ちゃんが置かれたのだと瞬間的に判った。
 「よし、出た。」という医師の言葉がその感覚が正しいのだと証明した。
 すぐに看護士さんが赤ちゃんを取り上げ、呼吸させようと処置しているようだ。
 程なく、産声が聞こえてきた。そのときばかりは痛みも忘れてうれしさがこみ上げてくる。
 生まれたてのわが子を顔の近くに近づけられたときは感無量だった。

 わが子は男の子。出生時の体重は2540グラム。健康優良児だ。

 子供が視界からいなくなると、またひたすら痛みに耐える時間の再開である。
 子宮の中の胎盤や羊水を吸い取って、切開部分の接合がされる。実際の時間は30分ほどだったが、永遠に続くのではないかと思えるほどだった。

 麻酔が順調に切れ始めていることが確認されると病室へ戻された。
 母たちと話をしているあいだに、どんどん感覚が戻ってくる。
 母たちは夕方に帰っていった。そこからは退屈と痛みとの闘いである。

 夜中には、点滴をさしっぱなしの腕が痛み、同じ姿勢で寝続けているので腰も痛くなってくる。
 動けないというのは、これほど苦痛なものなのか。普段、健康に動き回っていることのありがたみをひしひしと感じる。

 明け方、ついに痛みに耐えかねて痛み止めを施してもらう。
 おかげで痛みはある程度ひいたが、結局、一睡もできなかった。

2月18日(水) 寝たきりは疲れたけれど
 朝、痛み止めのおかげで傷や子宮の収縮による痛みは和らいだ。

 順調に回復しているということで、尿管が午前中にはずされ、点滴も一段落。
 お昼にはおかゆが出される。丸1日以上、胃に何も入れていなかったので、とてもおいしく感じた。

 さて、いよいよ尿意を催し、ナースコールをする。
 「では、起き上がってトイレに行きましょう。」と言われ、体を少し起こしてみる。傷口が結構痛い。
 看護士さんが手を引っ張って起こしてくれたが、おなかが激しく痛み、思わず叫び声をあげてしまう。
 まるで、細胞があわ立ってはじけるような痛みだ。プチプチと音を立てているのではないかと思えるような感覚だった。

 それでもなんとか痛みをこらえて立ち上がり、床に降り立つ。
 トイレに行くのも、歩くというより、すり足状態。しかも、体をかがめてちびちびとしか進めない。
 用を足す最中も、膀胱が縮むという些細な変化に子宮や傷口が傷む有様。
 こんな状態で1週間で退院できるのだろうかと心配だ。

 入院中のスケジュールや母体の変化、赤ちゃんのお世話の方法などが書かれた冊子をいただいたので目を通してみる。
 悪露(おろ)といわれる陰部からの出血は2週間ほど続くらしい。
 大きくなった子宮は、約5〜6週間かけて元の大きさに戻る。結構期間が要るものだ。
 子宮内にまだ細かい傷などが残っている可能性があるので、入浴はひと月は禁止されている。寒い時期にかけ湯だけというのはなかなかつらいものである。
 退院してからもちょっとした体調変化に気をつけないといけないようだ。
 
2月19日(木) 初めての授乳
 ベッドへの乗り降りは、ちょっとずつ慣れてきた。傷は相変わらず痛むのだが、痛みを催さないコツをつかんできたのだ。
 ちょっと情けない格好だが、十分に前かがみになり、おなかではなく腕や足にしっかりと体重をかければ大丈夫なのだ。

 わたしの入院している病院では「母子同室」というシステムを取り入れている。朝9時から夜9時まで赤ちゃんと共に過ごし、世話になれるというものだ。
 術後の経過が良好なので、夕方から9時まで、赤ちゃんを病室につれてきてもらった。
 まだすべての世話をするのではなく、授乳のみだが、やっぱり抱っこするのもおっかなびっくりだ。

 「母乳が出るか試してみましょう」と看護士さんが乳房をマッサージしてくれた。
 少量ながら母乳が出た。1週間だけでもマッサージをしていてよかった。

 夜から普通食になった。とても豪勢な食事にびっくり。
 母乳を促すために、栄養をたっぷり取らせるそうだ。
 もともとわたしは大食いなので(笑)完食したが、残す人も結構いるそうだ。
 妊娠中は体重を増やさないために食事は控えめだったから、ギャップが激しい。
 ま、少々体重が増えてもかまわないから、今は出されたものをしっかりと食べよう。

 母乳が出たのはよかったが、思わぬ「副作用」が。
 夜中、目覚めてみると、胸がかちかちに張って熱っぽく、痛みさえ覚えるほど。
 アイスバッグを借りて冷やすが、あまり効果はない。
 せっかく傷の痛みも気にならなくなってきたのに、また眠れぬ夜となってしまった。

2月20日(金) 発熱
 本当なら今日から本格的に母子同室となるはずであったが、昼ごろから軽い頭痛を覚え、夕方の検温では発熱も見られたので今日は授乳の時だけ赤ちゃんをつ れて来てもらうという方針となった。

 まずは熱をどうにかせねばと思い、掛け布団をしっかりとかぶり汗を出す。
 早めの対応のおかげか、熱は2時間ほどで引いてくれた。頭痛もなくなり、術後の悪影響もこれでなくなったと思われる。
 しかし、油断は禁物だ。

 母乳は順調に出てくれる。夜中、相変わらず胸が張るので、本来は詰め所で授乳してもらう赤ちゃんをつれて来てもらって、こちらで授乳することとなった。
 さすがに夜中に起きるのはつらい。しかし、退院したら自分でやらないといけないのだから、今のうちに慣れておくのもいいだろう。

2月21日(土) 本格的に母子同室
 心配していた頭痛や発熱は見られないということで、今日から本格的に母子同室の始まりとなった。
 今までは、ただただ「かわいい」だけですんでいたが、これからはそうも行かない。
 まあ、根底に愛情があるからお世話できるのだけど。

 授乳はだんだん慣れてきた。乳首にさえきっちりと吸い付いてくれたら、後は大丈夫。
 オムツ交換は思っていたよりも難儀する。外気に触れて寒さを感じるのだろう、赤ちゃんは足をばたつかせるから。暖かい季節になったら楽になるのかな?

2月22日(日) 張り切る気持ちに「ちょっと待った」
 お昼に検診を受ける。傷の治りも子宮の収縮も順調で、半分抜糸される。
 その後、退院後の生活についての説明があった。

 退院したらがんばって家事も手伝い、赤ちゃんのお世話もがんばろうと思っていたのだが、看護士さんから「とにかくひと月は家事を控え、体力を取り戻すこ と。布団も引きっぱなしにして、休めるときに休みましょう。」というアドバイス。
 張り切りすぎて体調を崩す新米ママも結構いるらしい。あと、きっちりとやろうと思うあまりに育児ノイローゼになったりとかもあるらしい。

 退院後はしばらく実家にお世話になるつもりだが、家に戻ればいやでも自分でしなければならないので、ここは看護士さんのおっしゃるとおり、のんびりさせ てもらうことにしよう。

2月23日(月) 沐浴と調乳指導
 午前中、赤ちゃんの沐浴の指導があった。デリケートな赤ちゃんの沐浴は結構大変そう。特に、中耳炎になったら困るので耳に水を入れないようにすることが 大事。
 赤ちゃんの沐浴はダンナの担当、と思っていたのだが、1人より2人でやるのもいいだろう。

 お昼から、調乳の指導があった。牛乳メーカーさんからの説明なので、商品の宣伝が半分を占めていたが(笑)。
 わたしは母乳が出ているので、粉ミルクの分量は少なそう。
 母乳を出すには十分な栄養補給が大事。量よりも質ということで、栄養バランスが取れた食事を心がけないといけない。
 通常、1700キロカロリーが目安の栄養量も、母乳ママは2400キロもとらないといけないとか。
 妊娠中、食事を減らすのも大変だったが、これはこれで大変そう。
 食べられないより食べられるほうがいいか(笑)。

2月24日(火) 退院
 ついに退院の日となった。

 朝、沐浴の実践をさせてもらった。思ったより楽。赤ちゃんがお風呂好きのようで助かった。湯船につかっている時の気持ちよさそうな顔がなんとも言えずか わいい(親ばか)。

 ほどなく、母とダンナが迎えに来た。
 赤ちゃんの服を着替えさせ、借りていたものを返し、親子共に検診を受けて異常がないことが確認され、無事、退院となった。

 入院費用は43万円弱。通常分娩が約45万円なので、なんと、通常分娩より安い。
 きっと、帝王切開の術後に思ったように回復しないで入院が長引くと、金額が跳ね上がっていくのだろう。回復力がいいことは経済的でもあった(笑)。

 次は退院後の2週間検診。その次は1ヶ月検診。それで、産婦人科への通院は終了となる。

3月8日(月) 2週間検診
 退院後2週間の検診日。

 母親であるわたしの方は検尿、体重測定、血圧測定、子宮内消毒、問診を受けた。
 傷も子宮の収縮も順調なので問題はないということだ。だがまだ入浴は許されず、かけ湯だけである。湯船が恋しい・・・。

 赤ちゃんのほうは、体重測定、黄疸の検査、授乳状況や排便などの赤ちゃんに関する問診があった。
 血液検査の結果も伝えられた。異常なしということなのでなによりだ。血液型も判明した。

 次は1ヶ月検診となる。小児科の先生に診てもらえる。
 問診をかねたアンケート用紙が渡された。検診で何を調べるかも書かれている。いろいろと細かく診てもらえるらしい。

 そろそろ、発育のよしあしも気になってくるところだが、あせってはいけないと思うので、マイペースでやっていこうと思う。

3月25日(木) 1ヶ月検診
 いよいよ1ヶ月検診。産婦人科にかかるのはこれが最後。
 母親であるわたしは、内診、問診が軽くあった程度。もうちょっと検査とかをするのかなと思っていたが拍子抜けだった。

 子供を抱えて順番を待つ。病院に着いたのが予約時間の終わりのほうだったので、検診はわたしたちが最後のようだ。
 診察室から出てくるお母さんが付き添いの人(たいていは実母なのだろう)に「耳が片方聞こえてなさそう」とか、「寝入ってしまって検査ができなかった」 とか報告しているのを聞いてちょっと不安になる。
 ほかの子と比べるというのは、こういうところから始まるのだなぁ。

 さて、わが子の番になり、耳の聞こえ方、目の見え方、関節の開き具合などを診てもらう。
 すべて正常であった。

 現在、ほぼ母乳のみで授乳していることを伝えると、「母乳が出るならミルクを足さずに母乳のみで頑張ってみる方向でいってください。」と言われた。日に よって出方が違うので足りないときはミルクをちょっと足していたが、母乳は吸わせればその分ちゃんと分泌すするようになるので根気よく続けると足りるよう になるとか。

 あとは、湿疹や体重の増え方などの説明を受ける。
 乳児湿疹は出てしまうもので、清潔が一番。こまめな処置がひどくならない一番の手だ。
 体重は、1日50グラム増えている計算だとか。この前より増えている。健康優良児だね。

 診察が終わり、帰宅。
 なにより、目がきちんと見えているかどうかを心配していた母とわたしは大喜び。
 タイの尾頭付きでお祝いした(笑)。

 自分の身に不安なところがあると、それが子供に遺伝していないか、とても心配だった。
 わたしは承知の上で子供を作ったのだからいいが、何の罪もないわが子にハンデを背負わせたくはない。
 これから、たとえ、わが子の体に異変が起こっても、母として、できる限りのことをしようと決意を新たにした1日だった。

4月4日(日) 帰宅
 これまで、実家のお世話になりながらの育児であったが、今日、いよいよ自宅へと帰る。
 家事と育児の両立は、最初は大変だろうけど、家族で力をあわせて頑張りたい。
 幸い、ダンナもお義父さんも協力的な人なので、きっとしっかりと支えてくれるだろう。

 子育ては母だけの役目じゃない。主に面倒を見るのが母であっても、その母をサポートするのがダンナであり、同居している家族なのだ。
 これからの子育ては「日常バトル」にもたくさん掲載されるだろう。
 「ああ、TERIKOはまた大ボケをかましながら子育てしてるな」と読んでやってください。

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